B-SATブログ

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2016/11/08

第53回ABU総会に参加してきました。

ABU(Asia-Pacific Broadcasting Union:アジア太平洋放送連合)は、アジア

太平洋地域の放送業界発展のため設立された団体で、そのメンバーは69か国、

279機関、域内の人口は約35億人に及びます。

第53回総会の開催地はインドネシアのバリ島。『Media For The Future』を

テーマに掲げ、地球温暖化や貧富の格差といった地域を超えた課題に対して、

メディアはいかに貢献できるかが議論されました。%e3%82%bd%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%95%e3%82%a7%e3%82%b9%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%90%e3%83%ab

バリ島と言えば伝統文化に根差した音楽や舞踏が有名ですが、

今回のABU総会の中でも、その独特のカルチャーに根差した

ユニークなイベントがありました。

アジアの優れた番組を表彰する『ABU賞授賞式』の中で、

下の写真のような竹製の楽器、“アンクルン”が会場全体に配られました。%e3%82%a2%e3%83%b3%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%b3

竹の棒を組み合わせただけのとても楽器とは思えない品物ですが、不思議な

ことに左右に振ると、その楽器ごとに割り振られた、異なる音階を奏でることが

できます。アジアや欧米、世界各地から参集した様々な文化的背景を持つ

人々が、指揮に従って音を鳴らすことでハーモニー(調和)が生まれ、

音楽となる。まさに多様(ダイバーシティ)な世界の融和という総会のテーマを

象徴し、体感する演出であったと感心した次第です。

(N.I)

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