衛星管制センター 技術管理 H・Y 最終学歴:大学 理工学部
小学校3年生の時に旅行でケネディ宇宙センターを訪れ、ロケットの発射台を間近に見たことが宇宙へ憧れを持った最初のきっかけです。
中学生の頃には本格的に宇宙開発に興味を抱き、小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーの方の話も聞きに行きました。大学も理系の学部を専攻。
また、宇宙開発に関連した学生団体に所属し、企業と関わる活動も行っていました。
B-SATは、私が所属していた学生団体と関わり合いがあり、私自身もよくやり取りをさせていただいていました。その頃から、常に学生にも丁寧に、対等に対応してくださるところや、何気ない雑談から職場見学会を実現してくれたりするところに好感を抱いていました。
就職活動では、憧れの宇宙関連の企業をいろいろ見て回りましたが、最終的にはB-SATが第一志望に。BS放送という重要なインフラを扱う責任とやりがいのある仕事に従事できること、社員のみなさんが生き生き働いている様子が印象に残っていたこと、そして何より、宇宙がより身近に感じられる仕事だと思ったことが決め手となりました。
面接は、みなさん優しく接してくださり、中には学生団体の活動を通じて顔見知りになっていた方もいらっしゃったので、リラックスして臨むことができました。リモート面接が多いなかで、B-SATの最終の役員面接は広い会議室を準備していただいての対面面接だったので少し緊張しましたが、面接官の方々と顔を見ながら話ができたのはありがたかったです。私の話をじっくり聞いてくださり、力を入れていた学生団体での活動も評価してもらえたのでうれしかったです。
川口の衛星管制センターに配属され、放送衛星の監視や運用、軌道制御といった、管制業務を行っています。学ばなければならないこと、覚えなければならないことがたくさんあり、日々勉強ですが、そんな毎日に充実感を覚えています。
管制業務は24時間365日稼働していますので、夜勤に入ることもあります。前の日は普段よりもよく寝て、出社まではゆっくり過ごすように。夜勤後は2連休となりますが、昼夜逆転しないよう気をつけています。生活リズムや自身の体調管理も、社会人として大事なことだと実感しています。
また最近は、先輩方のアシストの下、同期と共に、衛星を理解するための確認テストの作成も行っています。マニュアルを読み込みながらそれぞれで問題を作り、でき上がったら交換して問題を解いて、フィードバックし合います。日々の業務と同時並行で行っているので大変ではありますが、非常に勉強になりますし、後輩にとっても役立つ資料になると思うので、頑張って取り組んでいます。
B-SATは精鋭揃いのプロフェッショナルな集団ですが、社内に堅苦しい空気感はありません。先輩方は、わからないことは聞けば必ず教えてくれますし、フランクに話してくださるので、日々楽しく過ごせています。
一方で、優秀な先輩方に囲まれているからこそ、自身の力不足を感じることも度々あります。なるべく迷惑をかけたくないという思いが空回りして、報告すべきことを報告できなかったことも。その経験から、「ホウレンソウ=報告、連絡、相談」の大切さを痛感しました。まだまだ未熟な身、大変なこともありますが、失敗しても落ち込みすぎず、ここが踏ん張りどころと思って、自分なりに努力を重ねています。
週2日の休日には、家の片付けをしたり、自炊のための買い出しに行ったりすることが多いです。また、有給休暇を利用して、趣味の舞台鑑賞やコンサートに行くこともよくあります。
冬には、5日間の特別連続休暇と週末を絡めて連休をいただき、感染状況をみながら、旅行や趣味の時間に使いたいと考えています。
いつ不測の事態が起こるかわからない管制業務。一人ひとりが自身の仕事に責任を持つことはもちろん、チームワークも大切です。私も、5年後には、周りに対して気配りや目配りができるようになっていたいです。
また私は、子どもの頃に「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーの方から聞いた、「やれる理由を探せ」という言葉を大切にしています。何事にも前向きな姿勢で臨むこと、失敗を恐れず挑戦することを大切にして、この先何か一つでも成果を出し、先輩や後輩から認めてもらえるような存在になりたいと思っています。
私は今、第一級陸上無線技術士の資格取得を目指しているのですが、仕事をしながらの勉強はなかなか大変です。時間のある学生の間に、社会で役立つスキルを磨いたり、資格を身に付けておくことも、大事なことだと今改めて思っています。
BS放送は、人々の生活を支える大事なインフラです。そこには、まだ見えていない新たな可能性も秘められていると思いますし、挑戦のしがいがある分野だと思います。そんな世界に魅力を感じてもらえる意欲的な人と一緒に働きたいです。技術系の業種は寡黙にコツコツと取り組むイメージがあるかもしれませんが、話好きな人も大歓迎です。