5日間続いた会議は最終日。いよいよ調印式です。
事業者同士が話し合ってお互いに納得した内容を議事録に残します。いくつもの事業者が参加した調整会議ですので議事録は200ページくらいあります。
調印式は1ページごとに日韓双方の代表者がサインするのでサインだけで30分くらいかかりました。
最後にサインが終わった議事録を交換し握手して調印式がとどこおりなくとり行われました。めでたし、めでたし。
明け方まで交渉が続くことを覚悟していたので、翌日の土曜日に予定通りの便で帰国することができて正直ホッとしました。
衛星周波数調整会議は、アジアの国々との間だけでなくヨーロッパやアメリカとも行います。新しい衛星の計画は世界中で次々と公表されています。のんびり構えて新しい計画に対して何も言わなければ了解したと思われてしまいます。いつの間にか混信がひどくなって衛星放送が見られないなんてことがないように、B-SATは日本の放送衛星に影響があるかないかを常に確かめています。 K.H.