皆様こんにちは、サテぽんです。
ここまで、その1・その2とアンテナの写真をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。
B-SATの送信アンテナは白色のためか、光を反射しやすく暗闇でもきれいに映えていましたね。
機会があれば、菖蒲局のアンテナについても撮影出来たらと思っています。
これらの光景ですが、実は我々も直接見られる機会はそんなに多くありません。
なぜかというと、アンテナの点検以外では、普段は夜になっても照明をつけることがほぼないからです。
基本的に保守作業は日中行われるのですが、冬に保守作業がある場合は日が暮れるのが早いため、作業スケジュールの都合でどうしても夕暮れ時に差し掛かることがあります。そのような際に、足元が暗くて転んだりケガをしたりしないためにも大切な設備となっています。
アップリンクセンターでは運用室での監視業務以外にも、こういった放送設備に関する日頃のチェックや、定期点検のスケジュール管理・作業立会いなども行っています。
保守作業に立会うことも、送信技術や設備について深く学べる機会になっており、放送の安定確保のための大事な業務の一つになっています。
参考リンク:衛星放送のアンテナはなんで白いの?
余談ですが、B-SATでは太陽の熱の影響を受けにくくするために、白色のアンテナを使用しています。
ですが、実はご家庭用には黒色のBSアンテナが販売されていたりします。家の外観に合わせる用途で使用されるもので、筆者は展示会でしか見かけたことがありません。いつか実際のご家庭に設置されている姿を見てみたいです。