世界最大の家電エレクトロニクスショーといわれるIFA2013(Internationale Funk Ausstellung)が9月の上旬にベルリンで開催されました。
ちょうど、次週にパリで衛星通信業界関係者の会合があったので足を延ばして見て来ました。
エレクトロニクスショーというと、個人的には、米国ラスベガスで開催されるCESや日本のCEATECを思い浮かべますが、このIFAもビジターが240,000人とういうメガ級の展示会で、広大な土地に多くの展示ホールが配置され、今年は1,500社の出展があったそうです。
今年のIFAでは、その中でも、次世代の放送(Ultra HDTV)向けに進化したディスプレイが、大きな目玉のひとつであり、世界初、世界最大を謳った製品が数多く展示されており、急速な技術の進歩、迫力に圧倒されました。
屋外では、音楽イベントなどが盛大に開かれ、エンターテインメント的な要素も取り入れて、展示会以外でも大盛り上がりでした。
メッセベルリンの会場を出て、ホテルへの帰路、工事が行われているところを結構目にしました。(写真下)歴史的な建築物の近くにも、クレーンが数多く見えます。
ベルリンは歴史的な建造物を保存修復しながら、デザイン性に優れた超近代建築も取り入れ街の再開発が続いているようです。観光客も多く目にし、活気がありました。
IFAは1924年にドイツ放送展として始まったそうです。長い歴史、スケールの大きさ、最新の技術の展示は、ベルリンの街がもっているスケールの大きさ、旧い歴史と超近代性をあわせ持っている面と非常に良く似ています。つかの間のベルリン滞在でしたが、なかなか面白い街だと感じました。(O.Y.)