9月12日から17日までオランダ、アムステルダムで開催された「IBC 2013」に視察に行ってきました。
米国のNAB、日本のInterBEEと同様の国際放送機器展で世界160か国以上から来場者があるという、欧州放送メディア最大のイベントということです。
放送全般に関連する展示会ということで内容は多岐にわたっているのですが、目立ったのはやはり、「4K」だったと感じました。
撮影(収録)から編集など番組制作のワークフロー、放送まで、業界全体で各業務パートごとに当たり前のように4Kに向かっているという印象でした。
その他には「セカンドスクリーン」「マルチスクリーン」といった、ネットやスマホ、タブレットとの連携なども目立ちました。
その中でも「4K」機器、システム等に関してはわが日本のSONY、Panasonic、Canonなどが一歩先んじているという印象でブースも賑わっていました。また、NHKブースでの「8K映像上映」は唯一無二で、モニターの前には常時、大勢の人が鮮明な映像に見入っていました。
2020年のオリンピックが東京に決まり、「4K/8K」がオールジャパンで進んでいく状況の中、とても心強く感じた次第です。(M.S.)