ロシアで一番苦労したこと。それは寒さでも雪でもありません。
ロシア語を読むことができないことです。
ロシアの文字はキリル文字と言われ、アルファベットは分かってもキリル文字はあまり馴染みがないせいか、うまく理解できません。
例えばRやNの鑑文字のようなЯやИ、Pと同じようにしか見えないРなど様々です。
(ちなみにЯはヤー、Иはイー、Рはエル(アルファベットのRに相当します))
レストランのメニューを読むにしても暗号が書かれているのではないかと思うくらい、見たことのない文字のオンパレード。
せっかくロシアに来たのだからボルシチとビーフストロガノフは食べないと帰れない!
たまたま入ったレストランのメニューがロシア語と英語を併記していたので、対比させたところ、ある程度のギリシア文字の知識があれば、意外と簡単に読むことが出来ることに気づきました。
日本語の漢字の数と比較してしまえば、30のキリル文字を覚えるのは意外と簡単なのかもしれません。
また、単語も英語に近いものがたくさんあったり、読みがそのままだったりするので、周波数調整会議も佳境を迎えた頃にはすんなりと読めるようになりました。
ロシア語が読めるようになった勢いで注文したборщ(ボルシチ:ロシアの発音だとボルシュ)とбефстроганов(ビーフストロガノフ)は絶品!食べ物に対する執着と情熱は何物にも勝ります。
これで寒くて熱い(?)周波数調整会議を乗り切りました。(M.M.)