さて、衛星周波数調整会議が終了し、帰国日はフライト時刻まで時間があったため、朝からボロブドゥールへ・・・
と、胸を躍らせていたのがいけなかったのか、会議終了後に緊張感が解けたのか、体調不良となりボロブドゥールツアーはリタイアさせていただくこととなりました。
私がしっかり休んでいる間に、一緒に出席してくださった方たちがボロブドゥールへ行ってきましたので、ボロブドゥールの写真と、簡単な紹介をさせていただきたいと思います。
ボロブドゥールとはジャワ島中部にある仏教寺院で、東南アジアではアンコールワットに並ぶほどの規模を誇ります。
先に説明したプランバナンはヒンドゥー教の寺院でしたが、ボロブドゥールは仏教寺院となります。
これは、元々ジャワ島ではヒンドゥー教が広まり、その後仏教が伝来し、またヒンドゥー教へと移っていき、その後イスラームの受容が進み、今日に至ることを示しています。
このジャワ島を象徴する二つの遺跡群はユネスコ世界遺産にも登録され、多くの観光客が訪れています。
日本語ガイドが付いたボロブドゥール日の出ツアーもあり、ホテルまで迎えに来てくれます。
ボロブドゥールからの景色はさぞ壮観(だった)でしょう。
また、インドネシアは赤道直下ということもあり、南十字星も観測することができます。
さて、ジャワ島でのもう一つの名物と言えば、コーヒーです。
どんなコーヒーかと言うと、ジャコウネコが食べたコーヒー豆が未消化の状態でウンチとなったコーヒー豆を採取したものです。
猫のウンチということでとても口に入れたくないと思う方もいると思いますが、コピ・ルアクという名で日本では一杯2000円程度するとても希少なコーヒーです。
ジャコウネコというイタチのような猫がコーヒー豆を食べて排泄したものをコーヒーとして飲むという発想に驚かされますが、独特の香りがあり、通常飲んでいるコーヒーとはまた違った味なのだそうです。
もしインドネシアへ行かれた時は、コピ・ルアクを試してみてはいかがでしょうか? (M.M.)