BSAT-4山口緊急局が2021年12月1日に運用開始しました。
BSAT-4山口緊急局は、B-SAT社の川口管制センターが大地震などで使用不能になったとき、BSAT-4衛星の管制をバックアップするための設備です。
送受信機はスカパーJSAT社が、山口県山口市にあるスカパーJSAT山口ネットワーク管制センター(SPW)に整備し、それをB-SATが利用しています。
直径3.7mのアンテナと400W送信機を組み合わせたBSAT-4衛星用設備です。
※スカパーJSAT社提供
BSAT-4山口緊急局は、B-SAT社の川口管制センターの管制卓からリモートで運用します。
川口局と山口局は、大地震で通信が途切れることのないよう、スカパーJSAT社のExBirdサービスによる衛星回線で結ばれています。
この設備を追加することにより、首都圏に大震災が発生してもBSAT-4衛星の管制を途切れることなく継続できるようになり、衛星放送の信頼性が向上すると期待できます。
(H.T)