最近は晴れの日が多くなり、空を眺める機会が多くなりました。
少し前、11月19日には太陽―地球―月が一直線並んで、地球の影が月に落ちる「月食:げっしょく」が発生しましたね。19日夜の川口の空はあいにくの曇り空。雲の切れ間から欠けた月がひょっこりと顔を出す状態でした。
勤務を終えてから管制センターの屋上で18時58分に撮影してみました。
放送衛星でも似た名前の現象が発生します。川口衛星管制センターでは先程の月食と区別して「月食:つきしょく」、「月による食」と呼んでいる現象です。
これは太陽―月―衛星が一直線に並んで、月の影が衛星に落ちる現象です。月によって太陽が隠されてしまうと、衛星の太陽電池に太陽光が当たらなくなるので、衛星の消費電力を太陽電池で供給できなくなります。
そういう時は衛星に搭載してあるバッテリーから電力を供給して、放送を継続しています。
(S.J)