9月初めに「日韓衛星周波数調整会議」に出席するため韓国済州島に行ってきました。写真はお約束通りかもしれませんが成田空港の北ウィング出発ロビーです。夏休みも終わったところなのでそれほど混んでいません。
でも、済州島行の便は満席。人気あるんですね。飛行機に乗り込んで、さぁ出発!
「日韓衛星周波数調整会議」・・・。なんでしょうこの会議は?
文字ヅラからすると日本と韓国間の会議で、衛星が使う電波の周波数を“調整する会議”です。
読んで字の如くだけではわかりませんね。かいつまんで書きます。
衛星放送を行っている事業者はご家庭に番組をしっかりと届けたいので、できるだけ強い電波を衛星から発射したいと考えます。でも周りにはすでに放送をしている衛星があります。強い電波を出して混信でもしたら大変ですので自分の計画を公表して“こんな強さの電波を出しても良いですか?”とご近所の衛星ひとつひとつから了解を取っていきます。
これが後から放送を始める衛星が守らなくてはならない国際ルールなのです。
すでに放送を行っている事業者は、他社から公表された計画を見て自分の放送に影響がないかを調べます。影響があるようなら新しい衛星の電波を弱めるように申し入れなければいけません。
了解を取ったり申し入れを行うために事業者同士で話し合うのが調整会議です。
K.H.
(⇒その2へ続く)