先月、衛星管制センターでは大震災発生時の訓練が行われました。
B-SATでは、衛星放送を24時間途切れることなく皆さまのもとにお届けすることを使命として、日々の業務を行っています。
そのため、震災発生時は、衛星との通信を途絶えさせないために、電源の確保や衛星管制センターの局舎やアンテナの確認が大切になります。
まず訓練を始める前に、衛星管制センター内の電気設備について学びました。
川口に着任したタイミングで説明はあったのですが、働いていく中で得た知識と結びつけることができ、大変勉強になりました。
訓練では、模擬的に停電を発生させ、管制室は写真のように非常灯が点灯しました。
その後、自家発電機が自動起動したことを確認しました。
ほかにも運用中の衛星や、地上アンテナ設備の状態の確認、局舎内の火災対応等々、ここには書ききれないほど様々なことを行いました。
今回、初めて大震災発生時の訓練に参加しましたが、慣れていないこともあり、バタバタしてしまったことが反省点です。
訓練の中で先輩が、「地震で大きな揺れがあっても、衛星が突然揺れるわけではないから、まずは落ち着いて的確な作業を行うことが大切」とおっしゃっていました。
まずは何事にも慌てず、「揺れない心」を持つことが大切だと思いました。
大地震はいつ起きてもおかしくないからこそ、このような訓練はもちろん、日頃の業務も気を引き締めて行っていきたいと思います。(Y.H)