WP4Aの参加登録の手続きは、ネットで事前登録してあるので簡単です。写真を1枚撮られて顔写真入りの登録証をその場で作ってくれました。これさえあればITU本部はもちろん、国連難民高等弁務官事務所の建物や国連ヨーロッパ本部にも入れます。
あと免税店の登録手続きも・・・。国連の中には免税店もあるのですね。
翌朝から7日間にわたる会合が始まり、世界各地から170人ほどの参加者が集まってITUタワーの地下にある会議場を埋めました。
WP4Aは固定衛星業務と放送衛星業務の効率的な軌道および周波数利用に関する検討を行う作業部会です。こう書くとお堅いイメージですが、会場の中では「やぁ久しぶり」といくつもあいさつの輪ができて笑顔で席につき、会議が始まれば議長がみんなを笑わせて和やかに進行していきました。
会合で検討する議題はたくさんあるので小グループを作って会議室を分けて並行して会議を進めていきます。
参加者はプロジェクターに写した議長のパソコン画面を見ながら報告案の追加・修正提案を発言していきます。
では、会議で発言するにはどうするか?
会場には国名や団体名を書いた札が用意されていて、その札をかざして議長から発言の許可を得るのです。日本を代表して発言するのですから紙の札とはいえ重たく感じますね。(K.H.)
(⇒その4へ続く)