9月の末に片道25時間かけて小笠原諸島の父島に行ってきました。
小笠原では、日本のBS放送がしっかり受信できているかを確認するための設備を設置するための現地調査を行いました。
「命にかかわるようなケガとか病気なら海上保安庁がヘリコプターで運んでくれるけれど、それ以外は船で帰ってくるしかないよ」とか、「竹芝桟橋から出航したら戻ってくるのは早くても6日後だからね」とか、「嵐が来るときは出航時間が早まる時があるらしいから遠くに遊びに行かないでね。乗り遅れたら6日待っててね」とか、先輩からいろいろおどかされて船に乗り込みました。
台風18号の影響により2時間遅れの昼12時に竹芝桟橋から出航しました。東京湾を抜けたとたんに台風が残したうねりを受けて船が大きくゆっくりと揺れだしました。
自分は大丈夫でしたが長い周期の揺れで先輩はグロッキー。つらそうです。逃げ場所がないですもんね。
ひと晩ぐっすり眠って出航から25時間、父島が見えてきました。到着が待ち遠しくて、島が見えてから港に着くまでの小一時間が長く感じられました。
K.S.
(⇒その2へ続く)