B-SATブログ

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2013/01/24

冬の稚内に行ってきました(その1)  2013.01.24

飛行機が稚内空港に着陸し、ターミナルビル前で停まると機内アナウンスが流れました。
「到着地の気温は摂氏マイナス12度でございます。みなさま、どうぞ暖かい服装でお降りください。」

関東モンの自分は体験したことのない気温です。想像がつきません。
登山用の防寒具上下(オーバーヤッケとオーバーズボン)、ヒマラヤトレッキングのお土産にもらったゾッキョの毛糸の帽子、足元は滑らないように登山靴を履いて手袋をはめて1月の稚内空港に降り立ちましたっ!

B-SATでは、日本全国でBSAT衛星の電波を受信してサービスを確認するための受信モニター局の設置を進めています。
日本の最北端にある稚内市はBS放送がしっかり受信できているかを確認する大事な受信場所のひとつで、市内のある施設の一角をお借りして設備を置くことを計画しています。

検討を進めていて、ハタと気になることが出てきてしまいました。
「冬の稚内はどれくらい寒いんだろう。」
温度によっては、設計を寒冷地仕様に変えなくてはなりません。気象庁のホームページから稚内のアメダスデータを見てみると、最低気温は摂氏マイナス10度を下回る年もあります。うわぁ、機械は動くかな~? あ、でも室内に機械を置くから大丈夫か・・・。 あれっ、ところで、設置場所の部屋はいったい何℃まで下がるの?$&%$#|~*#?

ということで、設置場所の温度をモニタリングする装置を抱えてやってまいりました。冬の稚内はどれだけすごいんだろうと内心ビクビクしながら来たのですが、空を見上げると抜けるような青空です。風はなく空気がキンッと冷えています。
あんがい穏やかだなぁ。なんて考えながら市内へ向かうバスの乗り場へ向かうと係員さんから声をかけられました。
「お客さん、いい日に来たねぇ。ここんとこずうーっと雪で大変だったんだよ。」

市内は、除雪した雪が道路脇に積み上げられて道幅が狭くなってバスが運休した日もあったそうです。車よりも雪の壁の方が高くなってますね。(K.H.)
(⇒その2に続く

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