先日(10月7日)種子島で行われた、『気象衛星ひまわり8号』を載せたH-ⅡAロケット25号機の打上を、発射場から3㎞ほど離れた竹崎観望台から視察する機会を得ました。
懸念された台風18号を発射前々日にうまくかわして予定通りの発射カウントダウン。
そしてリフトオフから一気に台風一過の紺碧の空へ向かって上昇。
まさに突き抜けてゆくという表現がぴったり。
約2分後、ブースターロケットを分離。目視で確認できるのは、ほぼここまで。
その後リフトオフから7分ほどで1、2段目を分離。2段目は2回燃焼させて更に前進。
そしてリフトオフから約28分で無事に『ひまわり8号』を分離して静止遷移軌道に投入することに成功しました。
打上の成功を重ねることで、完成度を高めてゆく飛翔体の姿はもとより、そこに積み重ねられた技術が、妙に美しく感じられる瞬間でした。(T.N)