アップリンクセンター A・M 最終学歴:大学院 情報理工学研究科
放送という分野に関心があり、関連する学びを求め、高等専門学校の通信科に入学しました。当初は、卒業後は地元で就職するつもりでしたが、結果的にもう少し学びを深めたいという思いが募り、上京して大学に編入。情報理工学を専攻し、大学院まで4年間、情報通信について学びました。
また一方で、通信×宇宙という分野にも興味が広がり、履修していました。学業以外では、技術系サークルに所属し、大会で優勝したことも。充実した学生生活を送ることができました。
通信に関わる仕事がしたいという思いを軸に始めた就職活動。いろいろなアプローチの仕方ができる分野なので、活動の序盤は、業界内を幅広く、さまざまな会社を見て回りました。そして、最終的に私の中で第一志望となったのが、もともと関心のあった放送と、大学時代に興味が広がった宇宙、9年間学んできた通信という分野が掛け合わさった事業を行っているB-SAT。まさに私の関心ごとが詰まった、理想的な会社だと思いました。また、少数精鋭の技術者集団であるところ、面談を通じて感じた社内の温かい雰囲気にも惹かれました。
コロナ禍でオンライン面接が主体となっていた中、最終面接を対面で行っていただけたのは、私としては好印象でした。緊張はしましたが、役員のみなさんが私自身に興味を持って、サークル活動や取得していた資格、趣味についてなど、深く話を聞いてくださったことがとてもうれしかったです。
また、内定後には、1期上の先輩方との雑談会や、社長や役員の方々との懇談会なども企画してくださいました。入社前の漠然とした不安の解消にもつながり、大変ありがたかったです。
アップリンクセンターに所属し、渋谷局で働いています。現在は主に、放送局から送られてきた放送番組信号を電波に変えて放送衛星に送信するアップリンク業務に従事。その他、設備の点検や補修などの作業の立ち合い業務も、時々行っています。まだまだ奮闘の日々ですが、やりがいや面白さも感じられるようになってきました。
雨に影響を受けやすいアップリンク業務。安定した放送が確保できない状況に陥った場合には、迅速に送信局を切り替えなければなりません。徐々に仕事を任されるようになる中、雨の多い夏場は緊張の連続。特に、人が少ない夜勤帯は、より一層気が張りました。天気のチェックは頻繁に。天気図を見ることも多くなりました。これまでに、警戒態勢に入る状況までは経験しましたが、切り替え作業は未経験です。失敗が許されない仕事ゆえ、今後も先輩方の仕事を見習いながら、焦らず、自分のペースで、しっかり技術を身に付けていきたいと思っています。
会社の雰囲気は入社前に思っていた通りで、先輩方はみなさん親しみやすくて温かい方ばかりです。業務に関する質問には丁寧に答えてくれますし、過去のトラブル対応などの経験談も聞かせてくれ、とても勉強になります。女性の先輩には困りごとの相談などもしやすく、いろいろ気にかけてくださるので大変心強いです。
想像以上だったのは現場の緊張感です。アップリンク業務に向き合う際のみなさんの集中度合いや真剣さに、プロ意識の高さを実感しています。先輩方の姿を見ていると、自分もBS放送を支える技術者として、しっかり力を付けなければと身が引き締まります。
シフト勤務なので休日は不規則ですが、休みの日には、好きなアーティストのライブや舞台を見に行ったり、買い物に出かけたりして、自分の時間を楽しんでいます。
その他、年に1度、特別連続休暇を5日間取ることができます。私は、夏に実家に帰省する際に利用。良いリフレッシュの時間となりました。
5年後には、自分らしい仕事のスタイル、B-SATの一員としての私らしい立ち位置を見つけていたい。頼りになる先輩にもなっていたいです。
また、具体的な今後の目標として、第三種電気主任技術者の資格取得も目指したいと思っています。B-SATには、取得を奨励している資格がいくつかあり、資格試験受験料などの助成や、奨励金が出るものもあります。すでに資格を持っている方が社内にいるので、話を聞くこともできます。こうした恵まれた環境を活用しながら、頑張って勉強し、自身の強みを広げていきたいです。
就職活動においておすすめしたいのは他己分析です。私は、就活支援室の先生や、高専時代からの友人に協力してもらいました。周りから自分を分析してもらうと、自分とは違う言葉で強みを表現してくれたり、自分が思っているところ以外の強みが出てきたりもするので、すごく面白いです。履歴書や面接での表現のバリエーションも広がります。ぜひ試してみてください。
世の中には、条件的に良い企業はたくさんありますが、何より重視すべきは、自分に合っているかどうかだと思います。その会社に対する周りの評価が気になる時もあると思うのですが、自分の軸と照らし合わせて、魅力的に映るかどうか、自分のやりたいことができるかどうかを、しっかり見極めてください。
B-SATは、日本の放送インフラを支える、重要な役割を担った会社です。使命感を持ってこの仕事に向き合える人と、一緒に働けるとうれしいです。