アップリンクセンター 技術管理 Y・S 最終学歴:大学 情報通信学部
通信関連の仕事をしていた父親に影響を受け、高校から情報通信を学び始めました。通信の勉強は奥が深くて面白く、学ぶことが好きになりました。大学では、2年次に1年間かけて陸上無線技術士の勉強をし、資格を取得しました。
放課後は、週に1度バスケットボールサークルに参加していたほか、アルバイトも楽しみました。居酒屋、うなぎ屋、ホテルなどでキッチンスタッフとして働き、好きな料理の腕を磨きました。まだほかにもやりたいことや学びたいことはたくさんあり、もっと時間があれば…という思いもありましたが、楽しく充実した学生生活を送れたと思っています。
私は大学で、人工衛星を使った降雨予測の研究を行っていました。この研究で得た知識や経験を直接仕事に活かせるということが、B-SATへの入社を決めた最大の理由です。加えて、BS放送の運用から衛星の調達まで行っているB-SATの事業の幅広さにも、大きな魅力を感じました。
B-SATの存在は、就職ナビ媒体で送られてきたスカウトメールで知りました。ひときわ丁寧な文章が書かれていたため好印象を持ち、さらにそこに自分にとって理想的な仕事があるとわかった時には、驚きと喜びを感じました。いくつかの偶然が重なり、B-SATに出会えたことを、うれしく思っています。
採用面接の前段階で、アップリンクセンターと衛星管制センターの見学、先輩社員との面談の機会がありました。社員のみなさんが優しく丁寧に対応してくださったので、B-SATについての理解が深まり、自分がこの会社で働く姿を思い描くことができました。
「いつか衛星調達の仕事に携わり、ロケットによる衛星打ち上げに立ち会いたい」という具体的な目標を立てられたのもこの時で、その後の面接において、入社後の目標について質問された時にも、スムーズに答えることができました。目標については、入社後も面談でよく質問されます。その都度、今の自分の思いや、達成に向けた進捗状況を再確認できるので、ありがたく思っています。
アップリンクセンター配属となり、研修でさまざまな事を学びました。約半年間のOJT期間では、始めの4か月間で先輩の後ろについて仕事を覚え、最後の2か月間で少しずつ独り立ちしていきました。
現在の主な仕事は、BS放送の運用業務です。認定基幹放送事業者から送られてきた放送番組信号を電波に変えて、放送衛星に送信するアップリンク業務を行っています。仕事はシフト制で、週に1度、夜勤もあります。
仕事を覚えていくにつれ、痛感しているのは、いついかなる時にも当たり前の放送を続けることの、重要性と難しさです。電波は、降雨などの天候の影響を受けやすいため、危機対応の訓練や学びは大事にしていますが、その土台となる平常時の仕事一つひとつも、流れ作業にしないよう意識しています。特に注意しているのが、毎朝行う機器の状態チェックです。私たちの仕事の向こう側に全国の視聴者のみなさまがいること、BS放送という大事な社会インフラを守るこの仕事の責任を感じながら、なぜそれを行っているのかきちんと考え、緊張感を持って作業するようにしています。
アンテナや送信機、様々な機器・設備の、保守点検や整備作業など、業務の多さは想像以上でした。覚えなければならないことが多く、知識も幅広く必要なので、まだまだ日々勉強です。
ただ、学べる環境は非常に整っていると思います。必要な本や資料は社内に十分に用意されていますし、先輩方も、業務中はもちろん、雑談の中でも色々教えてくれます。時々、不意打ちで業務に関するクイズを出されることもありますが、そんな風に、楽しみながら学ばせてもらえていることがありがたく、しっかり吸収していきたいと思っています。
休日は週に2日あります。1日は、図書館にこもって趣味の本を読みあさったり、衛星調達の仕事に携わりたいという目標実現に向け、苦手な英語の勉強をしています。もう1日は、好きな洋服やインテリア、家具のショップを巡ったり、友達とカフェに行ったり、カメラも趣味なので、写真を撮りに遠出したりもします。
その他、週に1度、仕事が終わった後に、地域のバスケットボールクラブにも参加しています。シフト制で残業が少なく、平日の夜の時間を有意義に使えるところも、魅力の一つです。
5年目くらいの先輩方を見ていると、抱えている仕事が多くて忙しそうですが、そういう中でも資格取得のための勉強をされていたりするので、すごいなと思っています。そんな先輩方をロールモデルに、私も経験や学びを積み重ねながら、5年後には、後輩からの質問に幅広く答えられる存在になっていたいと思っています。
また一方で、今、先輩方から日々色々なことを教わっている中、私が考える新人育成のコツやポイントが、いくつか見つかっています。来年以降は、それらを活かして、後輩たちの育成やサポートにも力を注ぎたいと思っています。